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2017年10月10日(火)

morinocoナイフ誕生! 刃物まつりでお披露目ワークショップ大盛況。

森林文化アカデミーのある美濃市のとなり町は刃物で有名な「関市」。

その関市の市役所(林業振興課)+(株)石川刃物製作所(岐阜県関刃物産業連合会推薦)+ツバキラボ(アカデミー元教員が開いた工房)+森林文化アカデミー(ナバ)がコラボして「子ども向けナイフ」が生まれました。その名も「morinoco(森の子)ナイフ」。

 

自慢は「関のプライドをかけたこだわりの刃」「一本一本手作りのハンドルの素材は、今まで注目されてなかったヒノキの枝材」「みんなで作る」「持ち歩きたくなる可愛いデザイン」といったあたりです。

 

 

morinocoナイフについての詳細は、添付のパネルをご覧ください(ちなみにこのパネル、学生の立山さんが夜な夜な作ってくれました。プロ顔負けのデザインセンスですね。)

 

この生まれたてホヤホヤのmorinocoナイフを引っさげて、今年で50周年を迎える「関刃物まつり」の会場(10月日、8日)にて、親子向けワークショップを開催しました。

目的は沢山の子どもたちにmorinocoナイフを実際に使ってもらいながら、より多くのフィードバックをもらい、みんなと一緒にナイフを仕上げていくこと。まさにユーザーを真ん中に置いたインクルーシブデザインです。

当日は2日とも80組以上の親子(200人近く)がこのブースを訪れての大盛況ぶり。おかげさまで様々なコメントをいただくことができました。お父さんと、お母さんと、おじいちゃんと、おばあちゃんと、みんなで肩を並べてナイフで木を削る空間はとってもハッピーな雰囲気が漂っていました。

子ども向けナイフではありますが、ナイフを展示していると、若い女性たちが「カワイイ〜!」と言ってはブースの前で足を止め、ナイフを触ってくれていたが多かったことも印象的でした。この層にモテるというのは商品としてもとても重要なことなので一つクリアしたなと嬉しく思いつつ、課題山積みでもあるので、まずはそれらをひとつづクリアしていきたいと思います。

 

脱線しましたが、近い将来、関市じゅうの子どもたちが鉛筆を削るのも、果物をむくのも、放課後に空き地や山で遊ぶにもこのナイフを使うようになってくれること、そしていつしか日本じゅうの子どもたちがこうしたナイフを持ち歩き、「ものを買う」から「ものを作る」ことに楽しさを感じるようになってもらえたらなぁと思っています。

そしてパネルにもあるように、子どもたちがナイフを持つようになるということは私たち大人が、そして社会がしっかりと成熟した証拠。そんな社会を目指していきたいですね。

これからも「morinocoナイフ」の活動はまだまだ続きます。

というか始まったばかりです。これからも応援よろしくお願いいたします。

 

なんちゃって先生

萩原ナバ裕作